村越塾
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2022/04/05
授業は対面授業が基本です。オンライン参加者は事前に連絡を。


支援
 
村越塾は、毎月10,000円をNPO法人カタリバ https://www.katariba.or.jp に送金してしています。
3月10日国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)にウクライナ支援のため、56,000円送金しました。






大学進学を考える際に

多くの塾生は、大学進学を当然と考えています。しかし、その大学という組織に関して極めて曖昧な知識しか持っていません。ましてや、日本の多くの大学が世界のcollege, universityと称されている機関と大きく異なっていることを自覚していません。多くの保護者も日本の大学やそれを取り巻く社会の状況が大きく変化していることに気づいていません。自分たちの子供達がどのような状況に送られるのかわからないまま大学進学を応援しているケースが目立ちます。たとえば就活に追いまくられ、授業への出席もままならない大学4年生の姿は求めているものなのでしょうか。

受験者および保護者の方々に、大学の置かれている状況を理解するために、オックスフォード大学苅谷剛彦教授の下記の文章に目を通して、将来を考えることを強く勧めます。
http://nippon.com/ja/in-depth/a00602/

自分の進む道が見つけられる高校生は幸せです。しかし、全ての道が開かれているこの時期、自分の潜在能力に気づいていないこの時期に、高校生がその進むべき道がはっきり見えないことは極めて自然なことでしょう。大学進学を考えるのであれば、単なる偏差値や大学のブランドイメージだけではなく、そこでの大学生活の実態を考慮して大学を選んで下さい。自分の道を見つける道しるべになる環境を提供している大学を。多くの場合、自分に厳しい環境を提供する大学が自分の力を広げ、伸ばしてくれます。

国際教養大学(AIU)初代学長 中嶋嶺雄著の 「世界に通用する子供の育て方 (フォレスト2545新書)」は子育ての本です。しかし、この本は、高校生、並びにその保護者の方々にも是非読んで欲しいと考えます。


近年、日本で英語で授業を受け、卒業できる大学が増えてきました。このことを単に講義が日本語から英語に変わっただけと考え誤解している人が目立ちます。単に講義内容が英語で行われるということに留まりません。このような授業では、多くの場合、教える側も国際公募され、高等教育 Higher Educationと呼ぶにふさわしい厳しい授業が展開されます。大学が学問の場として、存在しうるのです。教える側同様、教わる側にも多くの課題が与えられ、成長を促されます。

漠然と勉強意欲はありながら、明確に何に興味があるか見つけられない、どの大学へ進んで何を勉強していいいかわからない塾生には、秋田の国際教養大学(AIU)、大分の立命館アジア太平洋大学(APU)などのホームページを見ることを強く勧めます。大学とはこんなものだという自分の思い込みに反して、様々な国際的に通用する学生を生み出す意欲的な大学が誕生していることに驚くことでしょう。また、東大の秋入学の試みに見られるように、積極的に変革を進めようとする大学も出てきました。

国際教養大学 (AIU) http://www.aiu.ac.jp/japanese/index.html

立命館アジア太平洋大学(APU) http://www.apu.ac.jp/home/
「立命館アジア太平洋大学誕生物語〜世界協学の大学づくり〜」(中央公論社)

国際的に通用する教養教育の充実を目指し、別府の立命館アジア太平洋大学(APU)、 秋田の国際教養大学(AIU)、国際基督教大学(ICU)、上智大学、早稲田大学(国際教養学部)などは連携協定を結んでいます。 

地方から日本を変えるべく、秋田にあるAIUは学生が在学中に一年の留学を義務づけられ、授業は全て英語で実施され、その卒業生が毎年100%の就職率を達成しています。別府にあるAPUは、日本人1名に対し、留学生1名という日本で最も留学生の比率が高い大学であり、多文化に接する環境としては世界に例の無い大学です。

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